平成29年2月の俳句

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立ち飲みの メンチが我の 節分会(え)

節分に 一年前の 神酒空ける

今日からは 生まれ変わると 春立てり

上野にて ライブの少女 春立ちぬ

日脚伸ぶ 来し方少し 振り返る

粉雪や 酒席の人を 待ちわびる

春一番 私心のかけら 吹き飛ばす

街かすか 春の孕みの 音がする

大阪の 旅客と語る 梅の下

豆腐屋で 老婆腰曲げ 小銭出す(無季語)

亡き人の 叫びの如き 春嵐

行く人が 皆偉く見え 春嵐

別れ人 無言の微笑 春の夢

仏壇屋の 屋根に烏の 花曇り

携帯店 老夫婦 手つなぐ春

註)「日脚伸ぶ」は昼の時間がだんだん長くなっていくことをいった冬の季語。